このレストランの外観は、日本の木製のウェザーボードに触発された形状のハードウェアで作られています。ヴィンテージ風の外観は、レイヤーを追加することで粗さを表現しています。また、旧店舗の赤レンガ作りの技術を引き継ぎ、木製のレンガを使用して新しい空間を作り出しました。
内部は「人と自然の共存」をコアに据えています。セメントの壁や岩のような素材、魚の池、木々の風景、中庭を通じて「荒々しい田舎」の感覚を描き出しています。同時に、木材を多用し、素材の微妙な変化による豊かさを最大限に引き出しています。
全体的には、開放的なカウンターエリアとプライベートボックスという2つのダイニングエリアに分かれています。カウンターエリアは12席あり、調理ステーションを囲む形になっています。四角形の配置は、天井の乱雑な木製の対角線と共鳴し、同じトーンで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
このプロジェクトの一つの課題は、クライアントの要求と空間配置をどのように組み合わせて、従業員と顧客のスムーズな流れを作り出すかでした。最終的に、デザイナーは全体の構造と素材、建築方法を組み合わせ、同じトーンの異なる素材を組み合わせることで、料理の残り香を効果的に分解する空間を作り出しました。
このデザインは、2022年のA' Interior Space, Retail and Exhibition Design Awardでシルバーを受賞しました。この賞は、優れた専門性と革新性を示す、クリエイティブでプロフェッショナルなデザインに授与されます。
プロジェクトデザイナー: DRAWIN DESIGN STUDIO
画像クレジット: DRAWIN DESIGN STUDIO
プロジェクトチームのメンバー: Yu-Fan Kao, Wei-Hua Lin
プロジェクト名: Yamaki Zushi
プロジェクトのクライアント: DRAWIN DESIGN STUDIO